
◆「そもそもエディタって何?」から始めよう
プログラミングを始めようと思ったとき、
最初につまずくのが「どのエディタを使えばいいの?」という疑問。
YouTubeや記事ではいろんな名前が出てきますよね。
VS Code、Atom、Sublime Text、Visual Studio… どれも似ていて違いがわかりにくい。
でも大丈夫です。エディタ選びに“正解”はありません。
自分の目的とレベルに合わせて選べば、どれも十分に使えます。
この記事では、初心者でも使いやすい無料エディタの特徴と選び方を、わかりやすく整理していきます。
◆まずは基本「エディタ」と「IDE」の違い
プログラミングでは、コードを書くためのツールを「エディタ」または「IDE(統合開発環境)」と呼びます。
テキストエディタ
軽くてシンプル。拡張機能で自分好みにカスタマイズできる。
→初心者・軽い開発をしたい人
IDE(統合開発環境)
デバッグ・自動補完・ビルド機能などが一体化
→本格的な開発をしたい人
初心者のうちは、まず軽量なエディタを使って「書く・動かす・試す」の流れを覚えるのがおすすめです。
慣れてきたらIDEにステップアップすればOK。
◆初心者におすすめのプログラミングエディタ5選
🥇 Visual Studio Code(VS Code)
Microsoftが提供する定番エディタ。拡張機能が豊富で、ほぼ全言語対応。無料で使える。
🥈 Sublime Text
軽くてサクサク動作。ショートカット操作が快適。HTML/Python/C系など。無料無料で使えるが、有料版あり。
🥉 Atom
シンプルでカスタマイズ性が高い。GitHub連携が便利。Web系中心。無料で使える。
4位 Notepad++
Windows向けの軽量エディタ。手軽に使える。HTML/C/PHPなど。無料で使える。
5位 Vim
コマンド操作中心。慣れれば最強だが、初心者にはやや上級者向け。全言語対応。無料で使える。
◆迷ったら「VS Code」で間違いなし
今、世界で最も多く使われているエディタがVisual Studio Code(VS Code)です。
無料、かつ拡張機能で自分好みにカスタマイズ可能。HTML、Python、C、Java、PHP、AI開発など多言語対応しており、
Mac/Windows/Linux すべてで動作できます。
初心者が最初に選ぶエディタとしては圧倒的におすすめです。
たとえば、以下のような拡張機能を入れるだけで、使いやすさが一気に向上します
- ・Japanese Language Pack(日本語化)
- ・Prettier(コード整形)
- ・Live Server(ブラウザで即時プレビュー)
◆言語別おすすめエディタ
「言語によって最適なエディタがあるの?」という疑問にも答えます!
初心者におすすめエディタ
Python
VS Code / PyCharm
→実行が簡単で補完が強力
JavaScript / Web開発
VS Code / Atom
→HTML・CSSとの連携がしやすい
Java / C#
IntelliJ IDEA / Visual Studio
→デバッグ・構文チェックが強い
C / C++
VS Code / CLion
→軽量で拡張しやすい
PHP
VS Code / Sublime Text
→テンプレートや補完機能が豊富
エディタを選ぶときの3つのポイント
- 自分のレベルに合っているか
→ 初心者は設定が少ないものを。VS CodeやSublime Textが◎。
- 目的の言語に対応しているか
→ Web開発ならHTML/CSS/JS、AIならPython対応を確認。
- 使っていて“気持ちいい”か
→ 見た目・フォント・動作速度など、感覚的な使いやすさも大事。
ツールは「使いこなす」より「続けられる」ことが最優先です。
まずはインストールして“触ってみる”ことから
どんなエディタも、実際に触ってみないと自分に合うかどうかは分かりません。
たとえば、VS Codeをインストールして「Hello, World!」を表示させるだけでもOK。
大事なのは、“書く環境”を整えることが最初の一歩になるということです。
エディタを選ぶことは、エンジニアとしての最初の“道具選び”。
道具を手にした瞬間から、あなたの学びは本格的に始まります。